【ハワイ不動産】カイナハレハワイわくわく不動産便りVol.263
皆様、平素より大変お世話になっております。
カイナハレ・ハワイ不動産の三田です。
1月20日にトランプ大統領が就任しました。就任と同時に矢継ぎ早にたくさんの大統領令にサインしました。主要なものでは、アメリカ南部の国境警備に軍を派遣、不法移民の締め出し、パリ協定からの離脱、DEIの中止、メキシコ湾の名称をアメリカ湾に変更すること、パナマ運河の押収、不法滞在者の米国での生誕者へは国籍を与えないことなど、前政権への反対も堂々と進めることを宣言しました。しかも通常、新大統領は前大統領に儀礼的に謝意を示すものですが、バイデン前大統領に対してそれもしませんでした。関税をかけることも含めて、今後経済的、政治的、社会的にどのようになって行くか、メキシコで製造をしている日本の製造業の会社も予断を許さない状況になっています。
(ハワイの話)
トランプ大統領就任後の大統領令について、その翌日に既に反対の声が上がりました。不法移民の米国生誕の子供に国籍を与えないことについて、ハワイ州も含めた22の州の司法長官がトランプ大統領令が憲法に違反していることで訴訟を起こしました。「大統領は大きな権限を持っているが、王様ではなく、ペン先だけで憲法の内容を変えることはできない」と訴えています。米国憲法の第14修正箇条にall persons born in the United States are citizens of this nation.と規定されています。カリフォルニア州の司法長官は、もしトランプ大統領の言うことが有効なら、カリフォルニア州だけで毎年2万人の子供が米国の市民権を持てなくなると述べています。
ハワイアン航空は、人員整理第2弾として、61人のホノルルの非契約ワーカーをレイオフすることを発表しました。これは、昨年9月にアラスカ航空がハワイアン航空を買収したことによるものとされています。約1,300人の非契約ワーカーのうち、ほとんどが、契約社員かまたは、一時ポジションを得ており、旧ハワイアン航空の業務についているとのことです。第1弾は昨年12月に実施され、ハワイでの非契約ワーカー57人とメインランドの16名とがレイオフされました。ハワイアン航空の6,000人以上の社員には全く影響はありませんでした。今年は、ハワイでのポジションに数百人を採用する予定とのことで、職種ではパイロット、フライト・アテンダント、メカニックス、空港業務が含まれています。現在の総合従業員数は、28,000人ほどで、そのうち7,000人以上がハワイに在住しているとのことです。
その親会社のアラスカ航空ですが、ハワイアン航空を買収した後の最初の四半期の報告がありました。それによると、今後3年間の合計で1ビリオン・ドルの課税前利益が期待できるとしています。アラスカ航空グループは昨年、ネットインカム395ミリオンドル、一株当たり3.08ドルで、昨年2023年の236ミリオンドル、一株当たり1.83ドルに比べて大きく改善しています。第4四半期だけみると、71ミリオンドルのインカムで、一株当たり55セントとのこと。前年2023年の同時期では2ミリオンドルのロスであったことから大幅アップとなったようです。ハワイアン航空を傘下に収めたことで、アラスカ航空は、現在北米、中米、アジア、パシフィックを通じて140渡航先のオペレーションを展開しています。アラスカ航空グループの従業員にはボーナスが支給されたとのことで、今後の発展が期待されています。
Hilton Hawaiian Villageは、Ala Moana Boulevard Towerを建設するためのパーミットを取るためのヒアリング・ミーティングに臨みました。このタワーを建設すると、既にワイキキで一番大きなリゾート地に更に515ルームを追加するものとなります。場所は、グランドワイキキアン・タワーとカリアタワーの間になるところで、Kobe Japanese Stake houseやレンタカー会社その他のビジネスが入っているところです。計画中の建物は、36階建てで、アラモアナ通りから入り、1階には小売り店、フードと飲料提供店、プール、フィットネスセンター、そして邸内のタワーとのウオークウエイとなります。このヒアリング・ミーティングでは、近隣の住民から、「これによりビューが遮られてしまう」「車が増えて、交通混雑が増加される」「近隣全体のパーキング・スペースが不足することになる」などの反対意見がでたそうです。一方、この建設により仕事が増えることや、完成後のホテル業に従事するジョブが増えるというプラス面があるのと、住居不足の解消につながる面もあるとのことで、いずれにせよ、あと数回のミーティングでパーミットがおりるかどうかが決まってくることになります。
スカイライン高架鉄道の建設が遅延しながらも進んでいますが、この鉄道建設により影響を受けた従業員15人以下のビジネスに対して10,000ドルの補助金が支給されると発表されました。先着べースで2月7日までの受けつけになっています。申請基準は、・従業員数が15人以下であること。・年間収入が75万ドル以下であること。・Dillingham Boulevardの建設現場から1ブロック以内に店舗があること。・現在も営業中であること。・ビジネスオーナーの過半数がホノルル市の住人であること。・2022年1月1日時点で現在の住所でビジネスをやっていたこと。・ビジネスが10%ダウンしたことを証明できること。実際に現在の建築現場では交通が困難になっており、お客が行かなくなっているケースが多々あると言われています。
ハワイの州議会で規則を守らずに危険にさらされ、レスキューが必要になったハイカーに捜索・レスキュー費用の一部を負担させる法案が議論されています。色々なハイキング・コースがありますが、その途中で進入禁止となっているところや、注意喚起されているところは入り込んでしまった場合、救助するために消防士、ヘリコプター、救急車、そしてメディカル・クルーが出動することになります。
その費用の全部ではないにしても少なくとも半分は当事者に負担してもらうという趣旨ですが、レスキュー隊の人たちからは、もし大きな費用負担があると、救助要請せずに自分で避難をとなって更に大きな事故につながる可能性があることが指摘されました。これらの法案の一部として、もし心配なしに救助要請をしたい人のために、「hike safe card」というカードを作って、そのカードを予め購入しておいてもらう案も提示されています。例えば個人なら25ドル以上、ファミリーなら35ドル以上という金額で売るという案です。その売上金額は、レスキュー基金として取り扱うという案です。昨年救助が多かったのは、Diamond Head, Lulumahu Falls, Koko Crater Stairs, Lanikai Pillboxの順でした。
アメリカン・フットボールの競技場であるアロハ・スタジアムを囲む大きなパーキングの中に400以上の売店が出るハワイ州最大のオープン・エアーのスワップ・ミートが毎週土曜日、日曜日と水曜日に開かれてきましたが、場所を変えることになります。というのも、建築後ほぼ50年以上経過した競技場を解体し、新たに新競技場と周辺の開発を含むAloha Stadium Entertainment District プロジェクトが進行中だからです。このプロジェクトの周辺開発としては、大規模の商業施設と4000戸の住宅建設も含まれています。スワップ・ミートの移動は今年の6月になる見込みで、新たな場所には新競技場が完成するまでの間ずっとそこで行われる予定とのことです。その場所はすぐ近くのUpper Halawa Lotというところです。もう一つあるLower Halawa Lotというところが、スワップ・ミートに来る人達用のパーキング・ロットになります。Upper Halawa Lotは、広さ的には、従来の400以上の各売店が占めていた広さを確保できるとしています。競技場の方は、解体そして新規建設作業が今年の後半から2026年にかけて実行されることになっており、2028年には完成の予定です。スワップ・ミートは競技場完成後にどこで開かれるかはまだ決まっていません。
(ハワイの不動産の話)
オアフ島の小売り不動産マーケットが今年になって安定化のサインを見せ始めています。昨年2024年には、弱含みの状況が続いていました。2023年から始まった著名な大規模小売店の閉鎖としては、Windward MallのMacy’s(百貨店), Koko Marina CenterのConsolidated Theatres(映画館)、Downtown HonoluluのWalgreens(大型コンビニ), Longs Drugs(ドラッグ・ストア), Walmart(大型スーパー), LilihaのFoodland(食品スーパー)などがあり、2024年には小売り不動産の空室率が目立っていました。しかしながら、2024年の第4四半期になってから空室率の減少が見られ、前年同期の6.02%から5.71%と好転したとことです。これはホノルル市内、特にワイキキで需要が高まったためと見られています。2025年は5.25%から5.5%の空室率で推移すると予測されています。オアフ島平均の1スクエア・フィート当たりの家賃は4.62ドルで、昨年比6.94%アップしています。ちなみにワイキキでの最も高かった家賃は、1スクエア・フィート当たり14.38ドルだったそうで、西オアフ地区での平均家賃は5.63ドルでした。オアフ島の従業員マーケットでは8,800ジョブの増加がありましたが、これは統計的には少ない増加でした。過去5年間にオアフ島を離れたワーカーが約1万人おり、小売店主は従業員不足から給与をアップせざるを得ず、最低給与時給14ドルのところ、20ドル以上で募集をかけています。尚、最低給料は2026年に時給16ドルにアップされ、2028年には18ドルにアップされることが既に決まっています。
カリフォルニアの不動産開発会社でラスベガスのThe Waldorf Astoriaを所有する会社が、コオリナ・リゾートにある二つのオーシャン・フロントの土地を216ミリオン・ドルで購入しました。そのうちの一つの土地に、2ビリオン・ドルのAtlantis Resortを開発することを進めています。Kam Sang Co., Inc.の同族会社であるNewage Ko Olina社が43.55エーカーの土地を購入しました。この取引には
Kam Sang Co.が、Aulani, A Disney ResortとBeach Villas at Ko Olinaの間に当たるラグーン・フロントの場所に長年の間計画中だったthe Atlantis Resortを開発することが合意されているとのことです。同社は、更に、Beach VillasとMarriot’s Ko Olina Beach Clubの間に、別のブランドのホテルを持ってくることを検討しています。例えば、Regent, Mandarin Oriental, St. Regis, Waldorf Astoria, Fairmontといったところです。この二つのホテル建設予定は5年以内とのことで、約2.5ビリオン・ドルのコストを予定しているそうです。ここにAtlantis Resortが建設されれば米国で最初となり、500ホテル・ルームと、500のコンドミニアム又はバケーション・ステイのユニットとなる見込みとのことです。もう一つのホテルの方は250ホテル・ルームと、250コンドミニアム又はバケーション・ステイで二つ合計で 1,500ユニットが造られることになります。
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第48回 カイナハレ ハワイ不動産 最新ニュース & 質問会
『日米長期賃貸文化の違いと、カイナハレのお部屋探しサービス特集(予定)』と題してして行います。
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【ZOOMウェビナー開催日時】
日本時間:2025年2月15日(土)10:00 AM~11:20 AM
ハワイ時間:2025年2月14日(金)3:00 PM~4:20 PM
参加は無料、カメラ・マイクOFFでお気軽にご参加いただけます。
お申し込みはこちらのフォームからよろしくお願いします。
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カイナハレ厳選!ハワイおすすめ物件リスト
★三田よりおすすめ戸建て物件
685 ケアラホウ ストリート
価格: US$ 1,475,000.00 日本円:JP¥ 228,606,858
JALのマイル:73,750マイル
ハワイカイに3つある渓谷のひとつカラマ渓谷は、賑やかなハワイカイの中心地から少し離れたところにあり、オアフ島の有名な「サンディーズビーチ」からも数分です。渓谷の中腹に位置するこの住宅は、平坦な道路、交通量の少なさ、そして多くのアップグレードが施された1階建て住宅です。
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★三田よりおすすめコンドミニアム物件
パカラナ # 1204
価格: US$ 160,000.00 日本円:JP¥ 24,798,032
JALのマイル:8,000マイル
2020年に改装された、新しいキッチンカウンターとシャワールーム。 ロケーション抜群。オーシャンとダイヤモンドヘッドの景色を望む涼しいさわやかなユニット。 ラナイから花火大会を鑑賞できます。
https://search.kainahale.com/Home/Special?mlsnumbers=202503054
★おすすめバケーションレンタル
アイランド・コロニー #2920
リピーターに大人気の44階立ての高層コンドミニアムです。立地抜群!ワイキキの中心に位置しており、ショッピング・ダイニング、ビーチも、バス停もすぐそば。アクティビティにも最適です。 高層階の改装したての1ベッドルームのお部屋はフルキッチンが備わりハワイで揃えた食材でクッキングを楽しみ、広いラナイでワイキキの街並みや夕陽をながめながらのお食事をお楽しみ頂けます。
お部屋タイプ:1 ベッドルーム(1BR/1BA)
お家賃:レギュラープライス:$2,400/30泊
https://www.kainahale.com/property/island-colony-2920/
★おすすめ長期賃貸物件
アイランド・コロニー #1504
便利で使い勝手の良い人気のコンドミニアムです。ワイキキの中心シーサード・アベニューにあり好立地です!ビル内には、プール、サウナ、ジム、ショップ、レストラン、コインランドリー、そして無料のBBQコーナーがあります。全部6階に揃っています。
お部屋タイプ:ステューディオ(0BR/1BA)
上下水道、TV、インターネット込み、電気代別
お家賃:US$,1700/月
https://www.kainahale.com/property/island-colony-1504/
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