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【2025年4月】ホノルル市長がバケーションレンタル規制法案に署名いたしました。

【2025年4月】ホノルル市長がバケーションレンタル規制法案に署名いたしました。

去る2023年11月28日にホノルル市議会に上程された64号法案が今年の1月に可決し、ホノルル市規制条例25-2となりました。この条例は、2025年9月1日に施行され、リゾートゾーン外において行われたバケーションレンタルの最低宿泊期間が90日に延長されます。この変更は、住宅不足の緩和と地元住民の生活環境の保護を目的としています。ただし、今後の法的解釈や施行により変更の可能性がございます。

 

例:ワイキキエリアのクヒオ通りを境にした規制の違い
クヒオ通りの海側(リゾートゾーン):引き続き、30日未満の短期バケーションレンタルが許可されています。
クヒオ通りの山側(住宅ゾーン):2025年9月1日以降、90日未満の賃貸(30〜89日を含む)が禁止されます。

 

例外:
ワイキキにてホノルル市が特別に許可したコンドミニアム(ワイキキ・バニヤンとワイキキ・サンセット)
非適合使用証明書(NUC)を取得している物件。
2022年10月23日以前から継続的に30〜89日の賃貸を行っていた物件(この物件は申請が必要ですが、必要な情報など具体的には未定)

 

背景:
2022年10月23日に施行しようとしましたホノルル市規制条例22-7は住宅ゾーンにて89日以下の賃貸を行う物件を不法とする条例でした。条例反対派がホノルル市に対して訴訟を行い、施行10日前の2022年10月13日に裁判長が保全命令を出し、ミニマム30日の賃貸が継続されました。

2024年にはラハイナの火災などを受け、州議会にてバケーションレンタルについて審議されました。結果、バケーションレンタルの規制は各郡(各島)に任されることになりました。そして2025年にホノルルにおいて本条例が可決され、9月より施行されることで推移しております。

現状:
本条例反対派は、コンサルタントと弁護士に協力を依頼し、9月の施行前にミニマム30日ルールが継続されるべく活動中です。

 

随時アップデートいたします。よろしくお願い申し上げます。
株式会社カイナハレ ハワイ不動産
物件管理部長 木下 聡

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