
【ハワイ不動産】カイナハレハワイわくわく不動産便りVol.265
皆様、平素より大変お世話になっております。
カイナハレ・ハワイ不動産の三田です。
カリフォルニア州での山火事のニュースに続き、日本でも山林の火災が広がっているというニュースを聞きます。ハワイでの1年半前のマウイ島ラハイナでの大火災も乾燥している中で強風が吹いていたことが被害を拡大させた原因でした。今年のハワイでは大きな山火事は起こっていないものの、ハワイ島のキラウエア火山の噴火が断続的に続いており、その火山灰が風向きによってはオアフ島に流れてきて空気も町中がくすんでしまうほどのときがあり、喉や鼻がやられてしまうことが起こっています。この火山灰のため、ハワイ島を出て引っ越しされる方もおられると聞いています。
また、トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領とのウクライナ戦争終結に向けての安全確保と鉱物資源開発についての交渉が決裂に終わるという大きなニュースが流れました。トランプ大統領がどんなことをどこまでやろうとするか、阻止する力がどのように現れるのか予断を許さない状況ですね。ハワイ州でも色々な影響を受けています。
(ハワイの話)
トランプ大統領の宣言がハワイ州で働く連邦(国)の職員たちに大きな不安を与えています。ハワイには文民連邦職員が約35,000人いるとのことですが、その大部分は防衛(軍)関係者であるため人員削減の主要部分ではないことで、米国の他州よりは影響が少ないとみられています。トランプ/イーロン・マスクがもくろむ削減数字は、現役軍人と郵便サービス従業者を除いての240万人のうちの30万人の削減を見込んでいるようで、だとすると削減目標は約12%となります。それをハワイ州に当てはめると4,260人の削減となります。しかしながら、ハワイ州の文民連邦職員の多くは削減対象から外れる人であることから、おそらく削減率は10%以下ぐらい、5から10%くらいになるだろうとみられています。それでも大変大きな数ですが。ハワイでの文民連邦職員数の多い順としては、1位:海軍、2位:国防局、3位:陸軍 4位:退役軍人局、5位:空軍の順とのことです。1位の海軍には全体の約半分がいるとのことです。軍以外の連邦職員としては、一番多いのが農務局の860人で動物や植物の健康調査要員です。次いで多いのが内務省の635人で、国立公園管理や魚類及び生物管理サービス、と地質学調査にあたっています。これらの他にも様々な連邦サービスを提供する代理店形式の組織があり、各所で混乱を招いています。
このような連邦職員の削減が一方では州の職員の不足を補う可能性が同時に語られています。ハワイ州人事局によると、不足数は学校の教員を除いての全職種で約5,000人の上るとのことです。州全体の他に、ホノルル市では現在2,000人強の人材不足となっています。しかしながら、州と市が受け取っていた連邦資金がカットされるとなると、不足人数をそのまますべて採用するには十分な資金確保ができないという側面があります。もう一つの問題は給与です。大まかに言って、連邦職員の報酬は州のそれより高く、生活費調整も含まれていることが多いことです。更にもう一つは連邦職員が新たにつく州や市の仕事に適応できるかという問題です。ただ、オフィスワーカーや様々な分野のエンジニア、また電気工事や水道業者などは十分適応できるだろうとみられています。ホノルル市での採用ニーズでは、まず一番がホノルル警察で206人の採用を期待しています。続いてオフィス・アシスタントが119人、土木エンジニアが74人、その他、プランナー、グラウンド・キーパー、ポリス・コミュニケーション・オフィサー、大型トラック・ドライバー、等々の職種があります。ハワイ州では最大の不足があるのは保健局の765人で、次いでリハビリテーション局の680人、福祉保健局の583人、運輸局の559人と続きます。ということで、受け側でも何人の連邦職員が削減されるかを見ている状況です。
2月18日にはハワイ州知事が早速連邦職員で削減により職を奪われる人たちでハワイ州のジョブに適した人材を採用することを促進する州宣言に署名しました。14日以内に雇用申請書を提出するようにとしています。これはハワイ州の人材開発局と協調して行われました。申請されたケースは直ちに関連部署での採用を検討されることになるとのことです。申請を受けると速やかに対象者が適切と思われるハワイ州の各部局に紹介されてクイック採用が進むと期待されています。連邦職員の人たちの多くはハワイ州にとってとても重要な経験を持っているとみられています。例えば、環境保護、公共健康、インフラ開発、サイバーセキュリティ、経済政策などの分野でです。実際に連邦職となっている色々な分野の専門職の人たちが離職しているとのことです。
2月17日は歴代の米国大統領を敬うために設けられた米国の祝日「President’s Day」でした。ハワイでは毎年その日にGreat Aloha Runと言って、アロハ・タワーからアロハ・スタジアムまで走るイベントが行われています。各軍の小隊も旗を持って列を作って走ります。そのイベントは、今年も開催されました。ただ、この日により注目を集めたのは、多数の人がハワイ州の議事堂前に集まって行ったトランプ大統領とイーロン・マスク氏への抗議デモでした。抗議内容は、連邦職員の首切り、環境保護資金のカット、女性の権利や移民の権利への侵害、等々様々なトランプ政策とイーロン・マスクの過激な官僚の人員削減やコストカットについてでした。トランプ氏とマスク氏は国民の権利を利用して金儲けをしようとしているとし、マスク氏については、国民は誰もマスク氏に投票もしていない「彼はリーダーではない。お金を持っているだけだ」と指摘しました。このようなPresident’s Dayの抗議活動はアメリカ全土で展開されました。ニューヨークでも、ワシントンDCでも、カリフォルニアのサクラメントの州議事堂でも起こりました。
以前のワクワク通信でも報告しましたが、ハワイ州での乗用車の新車販売は2024年は2023年を少し下回りました。州全体で23年の46,593台に対し24年は45,104台と3.2%のマイナスでした。オアフ島では23年の31,398台に対し24年は31,080台と1.0%のマイナスに止まりましたが、ハワイ島では7,033台が6,567台に6.6%マイナスとなり、マウイ島では5,559台から5,343台に3.9%のマイナスでした。最もマイナスが大きかったのがカウアイ島で2,602台だったものが2,113台と18.8%のマイナスでした。2024年通年のトップ・セールス・ブランドのTop 10 マーケットシェアは、第1位:Toyota 27.6%、第2位:Honda 12.6%、第3位:Tesla 8.0%、第4位:Ford 6.5%、第5位:Nissan 6.0%、第6位:Kia 5.6%、第7位:Subaru 4.8%、第8位:Chevrolet 4.3%、第9位:Lexus 4.0%、第10位:Hyundai 3.9%でした。
2024年には、ハワイ州全体で5件のサメ被害がありました。有名なTamayo Perryというサーファーでライフガードの方が亡くなりましたが、他にも膝から足先までを失う被害もありました。この5件という数は2023年の8件より減ってはいます。今年2025年に入ってからもは1月11日にハレイワで左腕をかまれる被害が報告されています。このサメの被害が一番多い州は断トツでフロリダ州です。次いで多いのがハワイ州ですがその差は大きく離れているとのことです。
オアフ島の鉄道プロジェクトで総合請負会社の日立がHART(ホノルル高速交通営団)に対して損害賠償の訴えを起こしたことについて何回か前の号でお知らせしましたが、今度は、チャイナタウンにある3つのシーフード関連ビジネス3件が、長年にわたり一緒にビジネスを続けてきましたが、鉄道計画の影響で店を閉めることになったことについてHARTを訴えました。この鉄道プロジェクトも当初の計画通りに昨年中に東カポレイからアラモアナセンターまで全線開通できていればよかったのですが、今は、まだ東カポレイからアロハスタジアムまでしか開通しておらず、ホノルル国際空港までようやく今年中につながるという状況です。またアラモアナセンターより手前の駅までについては、’これから開通まで更に6-7年はかかる見込みという極端な遅れ具合ですので、利便性はともかく、その間に目に見えない税の徴収への影響が続くのではないかと危惧しているところです。
(ハワイの不動産の話)
カポレイに新たなショッピングセンターが開発されるプランが進んで’います。Laulima Gateway Centerというプロジェクト名で100,000スクエア・フィートの食料雑貨ショッピングセンターになる予定です。カポレイコモンズ’という場所とホノルル・スター・アドバタイザー新聞の印刷工場に隣接した場所になるとのことです。カポレイ地区でも小売り向けのセンターがだいぶ増えてきました。例えば
Kamakana Alii 1,400,000 sqft Kapolei Commons 557,316 sqft Kapolei Shopping Center 135,411 sqft Kapolei Enterttainment Center 80,000 sqft The Market Place at Kapolei 64,000 sqft Kapolei Village Center 59,487 sqft Ko Olina Center & Station 33,000 sqft Hoomaka Marketplace 30,000 sqft Crossroads at Kapolei 25,000 sqft Kealanani Plaza 20,000 sqft 1020 Wakea St 10,000 sqft (尚、1sqft(スクエア・フィートは 0.0929㎡です。従い、この新ショッピングセンターは100,000スクエア・フィートですから9,290㎡ということになります。)
———————————————
第49回 カイナハレ ハワイ不動産 最新ニュース & 質問会
『注目の最新コンドミニアム【カリウ アラモアナ | Kali’u Ala Moana】特集』
カリウ アラモアナ(Kali’u Ala Moana)は、オアフ島のカカアコ地区に誕生する最新のコンドミニアム。ロケーションはアラモアナブルバード沿いのお洒落なカフェや飲食店が集まる人気のダイニングスポット、SALT AT Our Kaka’akoの真隣。美しいアラモアナビーチパーク、また、ショッピングやダイニング、エンターテイメントで賑わうワードビレッジまでは車で3分、徒歩13分の好立地に位置し、都会の利便性と自然の豊かさを楽しめます。
【ZOOMウェビナー開催日時】
日本時間:2025年3月15日(土)10:00 AM~11:20 AM
ハワイ時間:2025年3月14日(金)3:00 PM~4:20 PM
参加は無料、カメラ・マイクOFFでお気軽にご参加いただけます。
お申し込みはこちらのフォームからよろしくお願いします。
https://www.kainahale.com/questions/
●注目の最新コンドミニアム【カリウ アラモアナ | Kali’u Ala Moana】の特設ページができましたので、こちらもご覧ください。
https://www.kainahale.com/kaliu-ala-moana/
———————————————
カイナハレ厳選!ハワイおすすめ物件リスト
★三田よりおすすめ戸建て物件
735 ハハイオネ ストリート
価格: US$ 1,600,000.00 日本円:JP¥ 240,815,200
JALのマイル:80,000マイル
自然が豊かなハワイカイコミュニティに建つ、美しく改装された4BR/2BAの一戸建て。
https://search.kainahale.com/Home/Special?mlsnumbers=202505381
★三田よりおすすめコンドミニアム物件
ロイヤルクヒオ # 1809
価格: US$ 175,000.00 日本円:JP¥ 26,339,163
JALのマイル:8,750マイル
ワイキキが提供するすべてのものから徒歩圏内です。バスに乗ってアラモアナショッピングセンターやダウンタウンへ。ユニットには1つの割り当てられた駐車場が付属しています。家具付きですぐに入居可。
https://search.kainahale.com/Home/Special?mlsnumbers=202423637
★おすすめバケーションレンタル
ハワイアン・モナーク #3406A
ハワイ最大のアラモアナセンターが徒歩圏内にあるので、ショッピングにもダイニングにも気軽に出かけることができ、またワイキキビーチやアラモアナビーチ、各種エアクティビティも満喫して頂けます。 お部屋はフルキッチン付きスタジオタイプで、フルサイズベッド2台、バスタブとハンドシャワーつきバスルーム完備。
お部屋タイプ:ステューディオ(0BR/1BA) フルサイズベッド2台
レギュラーシーズン:$85/泊~ 最低宿泊日数:3泊~
https://www.kainahale.com/property/hawaiian-monarch-3406a/
★おすすめ長期賃貸物件
プラザハワイカイ#1508
プラザハワイカイのペントハウスでございます。約96平米に2ベッド2バスの家具付きのお部屋で、2パーキングも一階の屋根の下にございます。ベランダまた、マスターベッドルームから遮るものの無いシーサイドの風景をお楽しみください。
お部屋タイプ:2 Bedroom + 2 Bathroom
お家賃:US$3,780/月 駐車場2台込み、電気代+インターネット別
https://www.kainahale.com/property/plaza-hawaii-kai-1508/
———————————————
カイナハレ・ハワイはワイキキの中心、便利なDFSワイキキ ギャラリアタワー10階にございます。旅行の合間にお立ち寄りいただき、ハワイ不動産をご案内させていただくことができます。ハワイにお越しの方で、ハワイ不動産の内見にご興味のおありの方は、お気軽にご連絡ください。本情報について、あるいはいかなることでもご質問があればお問い合わせ下さい。今後、このメールの受信を希望しない方はお手数をおかけいたしますが以下をクリックし、お問い合わせフォームよりメールの配信停止を選択の上、送信をお願いいたします。
https://www.kainahale.com/subscribe/
———————————————
Hideo Mita (R) 三田 英郎
President & Principal Broker
Kaina Hale Hawaii Realty, Inc.
2222 Kalakaua Avenue, Suite 1001, Honolulu, Hawaii 96815
Tel:(808) 397-5280 Fax:(808) 664-8700 Cell:(808) 286-2834
Email: hmita@kainahale.com
Website: https://www.kainahale.com
Blog: https://ameblo.jp/kainahale
Facebook: www.facebook.com/kainahale